君の唇に 敬礼

雑食ヲタのけいぽ日記

【GFRIEND】ちょっと重たいぐらいが女の華【Crossroads】


GFRIEND (여자친구) '교차로 (Crossroads)' Official M/V

 

 

回: LABYRINTH - EP

回: LABYRINTH - EP

 

 

 

 

いやいや、良すぎた。

밤も해야も好きだったけど何となく物足りなさを感じていて、見事にその穴を塞いでくれたのがこれ。曲もMVもこれが一番好きかな。ヨルデヤの様な風変わりなコンセプトも好きだったけど、これを聴いてしまうとやっぱりヨチンはこうでなくっちゃ!!と思ってしまう。

 

 

ヨチンの良さを語る上で私が欠かせないと思っていることがあって、ヨチンって皆すっごく可愛いけどいい意味で馴染みやすさがある。名前の通り(?)高嶺の花という感じではない。知り合いにいるはちゃめちゃに可愛い子、というイメージ。このイメージは実は凄く重要で、ヨチン特有の「重たさ」を感じ取るのに必要な要素だと思ってる。

 

 

この「重たさ」というのが、ある種女の性なのかなと思わされるのが今作のいいところ。一概に重いと言っても細かく違いがある。

 

 

まずは「人間関係的な重さ」。メンバーが肩を寄せ合うとか、顔を見合わせて笑うとか。そういう...密着って言うんかな、珍しくないじゃないですか。MVだと特に。でもヨチンのスキンシップって、他のグループの何億倍も重たい契約の様に見える。「私達ずっと一緒だよ」という幻の様な言葉が浮き出て見える。共依存というより心中契約。私達生まれた時から6人一緒だったんです!とか言い出しそうな恐怖すらある。挙句世界には6人しかいなかったんだと思い込まされる。

 

 

それぐらい彼女らの中で友情が完結しているので、どう頑張っても外からは救えないしそもそも干渉すら出来ないんですよね...ウ〜〜〜ン最高デリシャス。こういう素質って女の子特有なんじゃないかなぁって思います。

 

 

 

f:id:Leonana110111:20200204221758p:plainそれをよく表してるのがこのシーン。後ろ姿のシルエットだけで、見事に彼女らの関係を表現してんの凄くないですか?ユジュと4人のちょっとの距離、オムジとユジュのちょっとの距離が、いかに大きな溝であるか説明する方が野暮というもの。この後ユジュがオムジの手を振り払って右の影に混ざるところも、「ウワ〜〜〜〜〜!!!!!!!女〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」って感じでして。そりゃあもう胸が苦しくなるわけです。しかもその一幕を水族館で繰り広げてるところがもうね、言うことなしです。

 

 

 

 

それから「思考的な重さ」。

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このMV、メンバーの大半が泣いてる。挙句入水自殺?を図る子もおる。友情の破綻で死を選ぶっていうのは現実じゃまぁない話。ちょっといき過ぎた友情、もうここまで来ると友情という言葉で片付けられるのか分からないけど、それがヨチンの良さであり強みだと思うわけです。私からすると、既にヨチンはお互いを思い過ぎて破滅に足を踏み入れてるんですけどそれは今は置いといて。

 

 

 

極め付けはもちろんヨチン節全開のミュージックなわけですが、この魔法少女アニメOPみたいな曲調、お手の物ですね。大らかなストリングスと、ズッタンズッズッタンっていう8ビートがそう思わせるんだろうか。私の脳内には制作スタッフの名前が続々と見えているよ...アニメと言えば、ヨチンの転調聴くとCCさくらOPの『プラチナ』思い出すんですよね...この曲はもう少しダークなので、まどマギの『コネクト』の方が近いかな?どっちにしろやはり魔法少女

 

 

ヘヤの時の様な無理のある高音も少なくて聴きやすいです◎ 音番で生歌パフォしても身構える必要が少なそう。それでも高いんですけどね十分...(白目)

 

 

 

 

 

ハァヨチンさん〜〜〜〜〜いいな。私は完璧なバランスを保った城よりも、少し型崩れした味のある荒廃城とかの方が好きなんですよ。これもそういうこと。女なんてちょっと重たいぐらいが華。そこにもう一回り重りを被せて抱き返したら、後はもうお互いが満足するところまで傷つけ合いながら墜ちるだけ。

そうですよね?ヨチンさん。