君の唇に 敬礼

雑食ヲタのけいぽ日記

【Apink】なんて素敵にグロテスク【덤더럼】



 

 

Dumhdurum

Dumhdurum

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好きだ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!

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「人の心を狂わせる...妖しく美しい鬼でございましたわ」

Apinkカムバ、本気で年に一度のご褒美だと思っている節がある。リリースまでどれだけ待ったことか...。カムバ予告すらさせてもらえなかったステージングがあったりと踏んだり蹴ったりのスタートだったけど、遂にお披露目ということで本当に胸がいっぱいです私は...😭

 

前々回の『일도 없어』、そして前回の『응응』を未だに聴き続けている私。新曲はどんなもんかとティザーを覗いた時「あーこれはまた好き好き言うやつだな〜」という未来をめっちゃ感じましたが、案の定でした。Apinkが純情乙女系ドルだった『FIVE』のリリースからまだ3年経ってないって信じられます???私には信じられない。進化と言うよりも生まれ変わったみたいだ。

9年という長い活動期間の果て、今回のカムバで漸く“Apinkたるもの”を自ら確立してくれたと思っています。

 

 

 

 

歌声がグロテスク

「Apinkの強みって何だろう?」って考えたときに私が真っ先に思い浮かんだのは「個々の歌が魅力に溢れていること」です。

一曲通してずーーーっと良いところ探しが出来てしまう楽曲。それをApinkは作れてしまうから本当に怖い。私は「この曲はメボが歌うサビが良いよね」とか「この子の歌うAメロが好きなんだよね」とか、細かいパーツを気に入って聴くことが多いんだけどこれはそうじゃない。全部。頭から爪先まで、一つのパートも残すことなく好きだと自信を持って言える。歌い回しからパート割まで全く抜かりがなくて、検証してもないのに「これ以上の模範解答はないだろうな〜」と思わせてくる程圧倒される。私はこの上なくApinkの歌声が好きです。

 

 

思えば彼女たちへの思念って恋の様なもので...この”恋”って表現は以前も使ったのだけど。『일도 없어』ではボミの、突然自分の耳をグッと引っ張られて「聴きなさい!!」と言われている様な説得力のある歌声に。『응응』ではウンジの、一際高いピンヒールで床を叩いてランウェイを闊歩している様な自信に満ち溢れる歌声に恋をした。

『덤더럼』では...誰だろう...選べないな。2人は勿論の事、ナムジュの、喉奥からこぼれ落ちる程の艶やかさが詰まった歌声も好き。ハヨンの、ローハニーみたいに淑やかだけど”甘すぎない”&フレーズ毎に細かく仮面を付け替える”技量”を兼ね備えた歌声も好き。チョロンの、囁かれている様なくすぐったさを感じられる小悪魔な歌声も好き。ナウンの、「綺麗なお姉さん」をそのまま音にしたみたいな女神っぽい歌声も好き。

 

あぁ〜〜〜〜〜皆好き。抗えない恋すぎる。6人それぞれが別々の”女がなりたい最高の女”を歌で表現してくれてるの......This is saikyou LOVE.......

 

 

 

 

コンセプトがグロテスク

ところで私は『FIVE』以前の楽曲(全部とは言わないがほぼとは言える)に、同じ様な熱量を注げません。時代や好みの関係は一旦さて置き...歌声の良さは健在でも一曲丸々良い!とは思えなかったし、ずっと聴き続ける気力もなかなか湧かなくて。さて、何故今までの楽曲は好きじゃないのかと言うと、曲もコンセプトも彼女達と全く合ってないと思っていたから。曲が好きじゃないのではなく、これらはApinkの魅力を引き出す最適解じゃないのでは?というモヤモヤが拭えなかったのです。だってピンクって可愛いものを表現するためだけの色じゃないでしょう?「清楚で乙女でお嬢様」の代名詞、みたいな箱に閉じ込められてる様で...

私が愛するApinkってそうじゃない。セクシーで毒々しくて、絡めとる様なピンクを纏った彼女達が好き。

 

 

だから、殻を破るきっかけをくれたBlack eyed pilseung(以下BEP)には感謝してもしきれないんですよ...『일도 없어』『응응』『덤더럼』は全部BEPが作詞作曲を手掛けてます。私BEPの作る曲本当に好き...TWICEちゃんに楽曲提供して一躍有名になったんですが、大衆受けするポップミュージックだけじゃなくてエモエモ中毒楽曲を作るのがうますぎる。ヒョリンの『SEE SEA』、KHANの『I'm your girl』とかね。思えば『Only one』は好きなんだよなぁ、と気づいたので私の耳は正直。

 

 

 

 

MVがグロテスク

そして曲も変わればMVも変わるってね。ここ3作に関して言えば、彼女達のMVは”狂気”、”グロテスク”、”ピンク”、”美”、で成り立っている。あ、グロテスクってタイトルにも入れたんですけど、血だらけとかそういうグロではないですからね!!質感とか色合いとか表現方法とかの話です。

美しいものほど現実性が薄れていき、グロテスクになることをよく熟知した映像だなぁ〜って惚れ惚れします。Apinkは大人っぽくてキリッとした顔立ちの子が多いと思うのでね、よく似合うんですわこれが。女の子の夢を極限まで詰め込んだ挙句狂っちゃったMV、一生愛していくからね私は。

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レッドとピンクはいつだって女の子の味方

好みはそれぞれなので、このスタイルが好きじゃない人も勿論いると思います。それでも私はこのApinkを一生好きって言っていたい。

こうして引き出された魅力って、どことなくレッベルちゃんに近しいものがある様に感じました。切り裂く様な美しさ1つでモノを言わせるあの感じ。狂った彼女達の世界を覗き見ているあの感じ。名前に沿った色をあちこちに散りばめたコンセプトフォトもそう。そして何より、いつも女の子の憧れを叶えてくれる最強の女達なのです。

 

笑顔の絶えない女だけが可愛いですか?フリフリのスカートだけが女らしさですか?ピンクは純情の代名詞ですか?いいや違う。そうじゃない。

女ってもっと、グロテスクな生き物だもの。