【GOT7】ゆっくりと呼吸自殺【NOT BY THE MOON】
遂にこの日が来てしまった。ガッセさんが完全にアーティストとして音楽を世に出す日が。ずっと恐れていた日が.....沢山のKPOPを聴いて、好きな曲を沢山見つけて数年間過ごしてきたけど、やっぱり私を音楽で苦しめるのはいつも貴方達なんだよ。畜生。
先日書いた記事をそのまま反映したみたいな曲だな。ガッセさんの、時々投げ込まれるこういう音楽を聴く度に「どうしてこの人達はアイドルであることを選んだんだろう」と不思議に思わずにはいられない。アイドルってなんだ。私はGOT7という名前を確かにアイドルグループの名前だと思っている。でも、本当にそうなの?貴方達は一体何者?私は最近貴方達を”アイドル”と表現するのはあまりに的外れな様な気がしているのよ。だってアイドルって、こんなに人を呆気なく音楽で殺していいの?駄目でしょ。駄目だよ。
似ている。あまりにも似ている。JJ projectの音楽に縋っていた時と同じ感覚がする。当たり前の様にイヤホンで蓋をして、音量を鼓膜が悲鳴をあげる寸前まであげて、「好き」と「絶望」を永遠に咀嚼している。毒煙だと気づかないまま吸い込み続けて気分が飽和状態になる。呼吸しながら私はこのアルバムにゆっくりと寿命を削られ続けている。アイドルの皮を被ったアーティストに自殺を促されている。
端くれとはいえ同じ音楽を齧る者としてね、一曲初見で試聴しただけで号泣させられる人達に何も思わない方が無理な話で。こんな言葉で片付けたくはないけれど「そりゃ売れるよな」と言わざるを得ない。本当に7色の特級宝石が揃ったなとつくづく思う。声の良さを語るにも、ただ歌声が好き!とかそういう範疇を超えている。表せない。聴いて、自分のあらゆるものが突然醜く思えて来る様な物、としか。
それこそこの間のApink記事でも私は歌声について語ったけど、声って本当に持って生まれたものだから「選ばれた」か「選ばれなかった」か、それだけの話なんだ。そう、本当にそれだけ。でも9割は「選ばれない」この世界で、7人全員が「選ばれに選ばれた」人間だから私は貴方達が本当に好きだし、本当に嫌いだ。世界の裏側、宇宙の理、そういう禁忌を知ってしまった感覚がする。知れば知るほどもっと欲しくなるけれど、同時に恐ろしくもなるもの。それがガッセさんだと思っている。
中でもね、イムジェボムという男は本当に恐ろしいよ。何度だって思う。生まれ変わっても私は貴方の歌を聴いて音楽辞めたくなりたい。ただそこに存在するだけで生気を吸い取る様なオーラに涙したい。一瞬の隙を突いて噛み付く様なダンスに恋をしたい。そして顔を両手で覆って号泣するの。こんな神様が同じ人間だなんて信じられない、って。
あぁ辛いな。どんなものも「好き」や「愛してる」で留められているうちが一番綺麗で幸せだ。この膨らみ続けるやるせなさを抱えて聴き続ける気持ちが分かるだろうか。....でも手放せないのよね。薬と同じ。気持ちよくもあるから。
早く音番見たいな。ラストヨンたんの生咆哮を浴びたい。あーあ。愛してるよクソ。