UNB 190127
ほぼリアルタイムで誕生から解散までを追いかけていた。
初めてアイドルという存在を追いかけるきっかけをくれた。たとえ有名でなくとも実力を持っている人がこんなにも居るんだと教えてくれた。努力した分少しでも報われたという夢物語を実現してくれた。短い間でも彼らは私達UNMeの光であり希望であり夢であり、沢山の幸せをくれた。大好きだった。輝いていた。
昨日、彼らは解散した。
好きなアイドルグループの解散を体験したのは初めてだった。韓国は何かとメンバーの脱退や入れ替えが激しいし、売れてなければ尚更自然消滅なんて当たり前なので経験しないことの方が少ないのかもしれない。どんなに人気でも端から任期が決まっているグループだってUNBに限った話じゃない。同日に解散したわなわんくんがそれを証明してる。
それでも私はやっぱり悲しかった。UNBというグループがこの世に誕生する前から、もっと言えばThe Uni+という番組案が持ち出された時からこの9人はいつかそれぞれの道を再び歩み始めることが決まっていたし、私達も彼らもそれを知っていた。
知っていて尚彼らはあの番組に出場したし、私達も全力で追っかけた。若しかしたら任期が延びるかもとか、並行活動にしましょうとか、そんな有り得ない変更を夢見て追いかけた。
好きだったなぁ、皆好きだった。
年齢差がかなりあるから1番上も1番下も大変だっただろうな。プレッシャーも相当だったと思う。でもそれを感じさせないわちゃわちゃ感が本当に好きで。個々のキャラクターが一癖も二癖もある人ばかりだったし、被りもなかった。混ぜ合わせたら化学反応を起こすゆえんびを見るのが幸せだった。
たった1年ないぐらいで皆本当に変わった。
「沢山のことを学びました」と口々に言う面々を見て、そうだねと笑ってしまった。
ゆえんびとしてデビューしたあの日から格好よくなった人もいるし、トークが見違える程上手くなった人もいる。前より楽しそうに自然に笑う人もいるし、日本語が上達した人もいる。パフォーマンスに磨きがかかって魅せ方が上手くなった人もいた。
それでもゆえんびらしさとか、そういう所はやっぱり変わってなくて久々に9人が集まっていた姿を見るだけで嬉しくなってしまった。久しぶりにステージでUNBを見たけれど、皆が好き勝手ごっちゃごちゃのまま話し出すとか、すぐ踊り出すとか、馬鹿みたいに大きい声で笑うとか、思わず「うるせぇ!」と言いたくなる。
そんな変わらないUNBがそこにはいた。
曲がいいことで私の中で定評があるゆえんびだけれど、結局どのライブでも涙が出たのはFeelingとOnly Oneだったなぁ。惚れたきっかけは強かった。一生好きでいたい。この歌を聞いて歌詞を見ては「あぁ私はこの子達のことが本当に好きだ」としみじみして涙を流していたい。
우리라서 고마워というスローガンを涙ながらに掲げた事も、スローガン上げて!!の字幕に笑いながらTHANKS UNBと伝えた事も忘れたくない。
ジュンくんが「UNBの活動に参加出来ない時期があったこと、ずっと謝りたかった。本当にすみませんでした」と深々と頭を下げた時の頭を貫くような衝撃も決して忘れたくはない。
Only Oneのイントロを聴きながら、目を隠す振り付けを見て「この人達はまたこうして真っ暗な道を手探りで進んでいかなければいけないんだ」と思うと苦しくて息が詰まったことも本当に忘れたくはない。
叶うことなら、いつか9人が再び集まってお酒を飲みながらその頃の記憶を笑いながら辿ってくれますように。あわよくばその姿をインスタライブで配信してくれますように。
それぞれの道を歩むゆえんび、皆のことを応援します。UNBがなくなってもUNMeは消滅しないし、いつまでも皆の幸せを願っています。